森林ボランティアリーダー養成研修会
自然と人が共存共栄する豊かな未来のために~福津市宮地山での山結びの取組みから~
令和5年8月20日(日)。今年のリーダー研修は福岡県福津市の宮地嶽神社の鎮守の杜、宮地山(標高181m)登山と山結びフォーラムへ参加し、地域や年齢を超えた取り組みを学んできました。県内7団体から14名の参加があり、早朝に集合し、貸切バスで向かいました。現地到着後、午前中は宮地山登山です。毎月一回開催の森づくり活動に参加経験のある登山ガイドのお二人に解説をお願いし、登ります。まず、山に降った雨が地中に浸透し神社境内に湧き出ている水場とその周辺を観察しました。
そして、山頂到着。多くの人が訪れる山頂の固く乾燥した表土では土中に雨水が浸透できず、表土を雨水が流し、樹木の根がむきだしになっている状況です。自然環境再生プログラム「山結び」は、そんな土中環境の環境改善のために、山頂エリアから取り組み始められています。
表面に現れた根を踏んで傷めないように石を置き人が踏みつけないような作業、落葉や枝を使い、土中に水と空気が滞るのを整えるための天穴と呼ばれる小さな穴や溝を作り、落葉や小枝を集めて差し込むことで土中の微生物による分解をすすめるしくみ「落葉ダム」など、小さな子どもでも取り組める土中環境整備のやり方を教えていただきました。
「山結び」は毎月第3土曜日に開催されています。(次回は10月15日(日)開催。)
詳細はこちらをご覧ください リンク⇒https://yamamusubi.nposoma.org/
午後は福津市中央公民館へ移動し、「山結びフォーラム」(主催:NPO法人SOMA)に参加しました。代表の瀬戸さん、造園家の轟さんはじめ登壇者の想いと願いを熱心に壇上で語られて、あっという間の3時間でした。
参加者アンケートの一部を紹介します。
・現状を俯瞰して「山結び」として様々な方が自分ごととして森林へ関われる機会を設けられていて興味深い。
・対談では、幼少期を思い出しました。その感覚を大事にしたいです。今後、山を中心に何かできないかと考えていますが、視点のヒントになりました。
・水との付き合い、熊本の水は今大事な局面を迎えていると思っていて誰かに任せるのではなく、主体的になれる体験活動が重要と思いました。
【全体について】
・循環する環境作りを地域の方、自然と様々な角度から関わっている仲間とされている所が、私の取り入れたい所で、そこが知りたかったので少しでも知れてよかったです。「自然は日々変化してるのに人はその変化に気づけていない」など、はっとすることが何度もありました。
・山登りした時に、やまむすびの活動をしてる人だけでなく、登山者の力も借りて石を運ぶ仕組みを作るといいのでは?など、私では思いつかないアイデアが出てきていて、そのような皆さんでお話できる場があることだけでも、おもしろいだろうなと感じました。
・やまむすびの活動に実際、参加してみようと思いますし、熊本、南小国でもやまむすびさんを呼んで、など、環境のことを考えた活動を地域を巻き込みながら、実践してみたいと思いました。(学んで、できるだけ早いうちに実践できる場があると身に付けやすいと思うので)
・若い世代の人々が山づくりに積極的に取り組んでいる事に感心した。
・若い世代に山や環境に関心が生まれてきているものを感じました。
・今までなんとなく感じていた山や自然と自分との関わり方を再認識しました。同じ想いの方がたくさんいらしてうれしかった。少しでも実践していきたい。
・暮らしの見直し 山とのつながり 難しく考えず山に触れ、また触れる機会を増やす一助になりたいと思えました。ありがとうございました。
・流域治水の自治の意識を育てる事の重要さを多角的に伝えて来る感がとても学びになりました。
~以上、参加者アンケートより抜粋~
私自身も多くの気づきと学びを得ることができ、印象的だった言葉に「自然との関係をどうつくるのか」「水とのつきあい方」「森林は美しい風土風景をつくるゼロ次産業」など、ありました。森林ボランティア活動の仲間をもっと広げていきたいとあらためて感じた一日でした。
令和5年8月20日(日)。今年のリーダー研修は福岡県福津市の宮地嶽神社の鎮守の杜、宮地山(標高181m)登山と山結びフォーラムへ参加し、地域や年齢を超えた取り組みを学んできました。県内7団体から14名の参加があり、早朝に集合し、貸切バスで向かいました。現地到着後、午前中は宮地山登山です。毎月一回開催の森づくり活動に参加経験のある登山ガイドのお二人に解説をお願いし、登ります。まず、山に降った雨が地中に浸透し神社境内に湧き出ている水場とその周辺を観察しました。
そして、山頂到着。多くの人が訪れる山頂の固く乾燥した表土では土中に雨水が浸透できず、表土を雨水が流し、樹木の根がむきだしになっている状況です。自然環境再生プログラム「山結び」は、そんな土中環境の環境改善のために、山頂エリアから取り組み始められています。
表面に現れた根を踏んで傷めないように石を置き人が踏みつけないような作業、落葉や枝を使い、土中に水と空気が滞るのを整えるための天穴と呼ばれる小さな穴や溝を作り、落葉や小枝を集めて差し込むことで土中の微生物による分解をすすめるしくみ「落葉ダム」など、小さな子どもでも取り組める土中環境整備のやり方を教えていただきました。
「山結び」は毎月第3土曜日に開催されています。(次回は10月15日(日)開催。)
詳細はこちらをご覧ください リンク⇒https://yamamusubi.nposoma.org/
午後は福津市中央公民館へ移動し、「山結びフォーラム」(主催:NPO法人SOMA)に参加しました。代表の瀬戸さん、造園家の轟さんはじめ登壇者の想いと願いを熱心に壇上で語られて、あっという間の3時間でした。
参加者アンケートの一部を紹介します。
・現状を俯瞰して「山結び」として様々な方が自分ごととして森林へ関われる機会を設けられていて興味深い。
・対談では、幼少期を思い出しました。その感覚を大事にしたいです。今後、山を中心に何かできないかと考えていますが、視点のヒントになりました。
・水との付き合い、熊本の水は今大事な局面を迎えていると思っていて誰かに任せるのではなく、主体的になれる体験活動が重要と思いました。
【全体について】
・循環する環境作りを地域の方、自然と様々な角度から関わっている仲間とされている所が、私の取り入れたい所で、そこが知りたかったので少しでも知れてよかったです。「自然は日々変化してるのに人はその変化に気づけていない」など、はっとすることが何度もありました。
・山登りした時に、やまむすびの活動をしてる人だけでなく、登山者の力も借りて石を運ぶ仕組みを作るといいのでは?など、私では思いつかないアイデアが出てきていて、そのような皆さんでお話できる場があることだけでも、おもしろいだろうなと感じました。
・やまむすびの活動に実際、参加してみようと思いますし、熊本、南小国でもやまむすびさんを呼んで、など、環境のことを考えた活動を地域を巻き込みながら、実践してみたいと思いました。(学んで、できるだけ早いうちに実践できる場があると身に付けやすいと思うので)
・若い世代の人々が山づくりに積極的に取り組んでいる事に感心した。
・若い世代に山や環境に関心が生まれてきているものを感じました。
・今までなんとなく感じていた山や自然と自分との関わり方を再認識しました。同じ想いの方がたくさんいらしてうれしかった。少しでも実践していきたい。
・暮らしの見直し 山とのつながり 難しく考えず山に触れ、また触れる機会を増やす一助になりたいと思えました。ありがとうございました。
・流域治水の自治の意識を育てる事の重要さを多角的に伝えて来る感がとても学びになりました。
~以上、参加者アンケートより抜粋~
私自身も多くの気づきと学びを得ることができ、印象的だった言葉に「自然との関係をどうつくるのか」「水とのつきあい方」「森林は美しい風土風景をつくるゼロ次産業」など、ありました。森林ボランティア活動の仲間をもっと広げていきたいとあらためて感じた一日でした。